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外壁塗装の光触媒塗料とは?メリットやデメリットを詳しく解説します!

2024年07月23日

こんにちは!泉南市・泉佐野市、和歌山地域の外壁塗装専門店「関西リペイント」です!

外壁塗装は建物の美観を保つだけでなく、外壁材を保護し、建物の寿命を延ばす重要な役割を果たします。

特に日本の気候条件では、梅雨の湿気、夏の強い紫外線、冬の冷え込みなどが外壁に大きな影響を与えます。

これらの環境要因から建物を守るためには、適切な塗料と施工が不可欠です。

近年、コロナウイルスにも効果があるのではないかと注目を集めていたのが光触媒塗料です。

この塗料は、環境に優しいだけでなく、建物の保護性能も非常に高いことで知られています。

今回は、光触媒塗料の基本からそのメリットとデメリット、施工時の注意点について詳しく解説します。
 
綺麗な住宅の外観
 

光触媒塗料とは

光触媒塗料は、主に二酸化チタン(TiO2)を触媒として用いた塗料です。

この二酸化チタンは、紫外線に曝されると酸化還元反応を引き起こし、有機物を分解します。

この反応によって外壁の表面に付着した汚れや有害物質を分解し、建物の外観を長期間にわたって美しく保つことができます。

また、光触媒反応によって生成される活性酸素は、抗菌作用も持ち、カビや藻類の繁殖を抑える効果もあります。
 

二酸化チタンの特性と応用

二酸化チタンは非常に安定した化学物質であり、強い酸化力を持つため、様々な分野で応用されています。

例えば、化粧品や食品添加物、医薬品にも使用されるほど安全性が高いです。

外壁塗装においては、その酸化還元能力を活かし、長期間にわたって外壁を清潔に保つことができます。
 
二酸化チタンのモデル図
 

光触媒塗料のメリット

光で汚れを分解

光触媒塗料の最大の特徴は、光触媒反応によって汚れを分解する能力です。

紫外線が塗料に当たると、二酸化チタンが活性化し、表面の有機汚染物質を分解します。

この反応により、外壁は常に清潔な状態を保つことができます。

特に、雨が降ると分解された汚れが自然に洗い流されるため、メンテナンスの手間を大幅に削減できます。
 

高い耐久性

光触媒塗料は、通常の塗料と比較して耐久性が高いという利点があります。

二酸化チタンの安定性により、塗膜が長持ちし、再塗装の頻度を減らすことができます。

これにより、長期的なコスト削減が期待できます。

また、光触媒反応により塗膜の劣化が遅れるため、外壁の美観も長期間維持されます。
 

光触媒塗料の長寿命性

光触媒塗料は、紫外線による劣化を抑えるため、通常の塗料よりも長寿命です。

例えば、一般的なアクリル塗料の寿命が約5〜7年であるのに対し、光触媒塗料は約10〜15年の耐久性を持つと言われています。

この長寿命性により、再塗装の頻度が減り、トータルコストの削減が可能です。
 
綺麗な外壁
 

空気清浄機能

光触媒塗料は、建物周囲の空気中の有害物質を分解する能力も持っています。

例えば、排気ガスやタバコの煙に含まれる有機化合物を分解し、周囲の空気を清浄に保つことができます。

この機能は、都市部や交通量の多いエリアで特に有効です。

また、光触媒塗料は二酸化窒素(NO2)や揮発性有機化合物(VOC)などの大気汚染物質も分解し、環境改善に寄与します。
 

光触媒塗料のデメリット

日当たりが悪いと効果が出にくい

光触媒塗料は、紫外線が当たることでその効果を発揮します。

そのため、日当たりが悪い場所では、効果が十分に発揮されないことがあります。

特に、北向きの壁や高層ビルの影になる部分では、光触媒反応が起こりにくく、期待される効果を得られないことがあります。

これに対する対策として、光触媒塗料の層を厚く塗布する方法や、紫外線ランプを設置する方法も検討されています。
 

高い施工技術が必要

光触媒塗料は、施工に高度な技術が求められます。

施工不良が発生すると、期待される効果を得られないだけでなく、塗料の剥がれやひび割れが発生することがあります。

特に、下地処理や塗布方法に注意が必要であり、専門的な知識と技術が求められます。

例えば、塗布前にはしっかりと下地を洗浄し、塗料の密着性を高めるためのプライマーを使用することが推奨されます。
 
注意
 

塗料の色に制限がある

光触媒塗料は白や淡い色が主流で、濃い色や特殊な色を選ぶことが難しい場合があります。

これは、光触媒反応を最大限に引き出すための制約です。

濃い色の塗料は紫外線を吸収しやすく、光触媒反応が起こりにくいため、効果が減少することがあります。

最近では、色付きの光触媒塗料も開発されていますが、その効果は白や淡色に比べて限定的です。
 
カラーサンプル
 

ひび割れしやすい

光触媒塗料は硬化する際にひび割れが生じやすいという欠点があります。

特に、気温の変化が激しい地域では、この問題が顕著になります。

ひび割れが発生すると、光触媒反応の効果が減少するだけでなく、美観も損なわれるため、定期的なメンテナンスが必要です。

ひび割れを防ぐためには、塗布時の温度管理や適切な塗布厚さの確保が重要です。
 
ひび割れた外壁
 

昔光触媒塗料はトラブルが多かった?

訪問営業による誇張表現

光触媒塗料の効果を過大に宣伝する訪問販売業者によるトラブルが過去に多く報告されています。

実際には期待通りの効果が得られないケースもあり、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

特に、訪問営業で強引に契約を迫る業者には注意が必要です。

消費者庁もこのようなトラブルに対する注意喚起を行っています。
 

 

技術のない業者による施工

光触媒塗料は、施工に高度な技術が必要なため、技術のない業者による施工で問題が発生することがありました。

施工不良により、塗料の効果が十分に発揮されないだけでなく、剥がれやひび割れが発生することがあります。

施工業者を選ぶ際には、実績や評判を確認することが重要です。

また、施工前にはしっかりとした現地調査と計画が必要です。
 

まとめ

光触媒塗料は、その優れた機能から注目を集めていますが、適切な施工と使用環境が必要です。

泉南市、泉佐野市、和歌山地域で外壁塗装をお考えの方は、ぜひ関西リペイントのショールームにお越しください。

私たちの専門知識と豊富な経験を活かし、最適な塗装プランをご提案いたします。

関西リペイントは、お客様の満足を第一に考え、質の高い施工を提供します。

お気軽にご相談ください。
 

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