塗装工事・防水工事の豆知識

豆知識の詳細

2024年10月01日

こんにちは！泉南市・泉佐野市、和歌山エリアの外壁塗装専門店「関西リペイント」です！

外壁塗装は建物を守り、美観を長期間維持するために必要不可欠なメンテナンス作業です。

その中でも特に耐久性に優れた「マスチック工法」は、ひび割れや経年劣化に強い外壁を作り上げるために多くの施工現場で採用されています。

今回は、マスチック工法の詳細、メリット・デメリット、施工方法、そして具体的にどのような外壁に適しているかを専門的に解説します。

マスチック工法は通常のローラー塗装と異なり、マスチックローラーという特殊な道具を使用し、塗料を厚く塗り付ける工法です。

具体的にはマスチックローラーの表面には無数の凹凸があり、これを使うことで塗料をより多く外壁に付着させることが可能となります。

通常の塗装工法では30坪程度の家屋で4〜5缶の塗料を使用しますが、マスチック工法では同じ面積で10〜15缶を使用します。

このため、塗膜の厚みが増すだけでなく塗料の消費量も多くなるため、材料コストが高くなります。

メリット	説明
塗膜の耐久力向上	通常の塗装に比べ、3〜4倍の厚みがあるため、塗膜が外的要因から外壁を長期間保護します。特に雨風や紫外線からのダメージを大幅に軽減し、外壁の劣化を防ぎます。
ひび割れの補修効果	マスチック工法は小さなひび割れや凹凸を埋める効果があり、モルタル外壁やクラックの進行が見られる外壁に適しています。これにより、ひび割れの再発も防止できます。
独特なデザイン性	マスチック工法によって作られる模様は、単なる塗装以上に美観を向上させます。特に、外壁に意匠性を求める施主にとっては、デザインの選択肢が広がります。

デメリット	説明
高コスト	材料費と工期の長さが原因で、通常の塗装よりも2割以上のコスト増になることがあります。
工期の延長	厚塗りのため、塗料の乾燥時間が長くなり、結果として工期が3〜5日程度延びることがあります。
技術の差が顕著	マスチックローラーを使用する際、職人の技術力によって仕上がりが大きく左右されるため、施工者選びが重要です。

マスチック工法は一般的な塗装と同じく3回塗りが基本ですが、中塗りにマスチックローラーを使用することが大きな違いです。

下塗り
外壁の下地を整えるために行う作業です。下塗り剤は、上塗りとの密着性を高める役割を果たし、塗膜の耐久性に重要な影響を与えます。
中塗り（マスチックローラー使用）
この段階で、マスチックローラーを使用し、厚塗りを行います。厚い塗膜が形成され、ひび割れの補修と同時に、独特な模様が作られます。中塗りの工程が、マスチック工法の核心です。
上塗り
最終仕上げとして、通常のローラーを使用して塗料を塗り、外壁を美しく仕上げます。この上塗りが、外観の統一感を持たせ、塗膜の耐久性を確保します。

マスチック工法は、以下のような外壁に特に適しています。

モルタル外壁
モルタルは経年劣化が進みやすく、ひび割れやチョーキング現象が発生しやすい素材です。マスチック工法は、このような劣化の進んだモルタル外壁に対して有効です。
ひび割れの見られる外壁
ひび割れが進行している外壁には、マスチック工法で厚塗りを行うことで、効果的に補修し、今後のひび割れを防止できます。
築20年以上の外壁
築年数が経つほど外壁の劣化が進行するため、特に築20年以上の建物にはマスチック工法が推奨されます。経年劣化によるクラックや劣化部分を厚塗りでしっかりと補強します。

マスチック工法は外壁を厚塗りによって保護し、耐久性を大幅に向上させる工法です。

その結果、ひび割れの補修や美観の向上も同時に実現できます。

コストや工期の増加といったデメリットもありますが、外壁の保護性能を長期間維持できる点では非常に優れた選択肢です。

泉南市・泉佐野市・和歌山エリアで外壁塗装を検討中の方は、ぜひ関西リペイントのショールームにお越しください。

マスチック工法を含めた各種塗装工法の実例を直接ご確認いただけます。

お客様の住まいに最適な施工をご提案いたします。

創業55年以上を誇る当社は、長年にわたる塗装業界での卓越した技術とサービスにより、多くの受賞歴や資格を有しております。塗装メーカー「関西ペイント」によるリフォームサミットでは、高い施工技術への向上とお客様への満足度の向上に尽力しているとして「プラチナ会員」に登録されております。また、「屋根ビジネスAWARD2023」において、全国セールス大賞3位を受賞いたしました。