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外壁の幕板とは?役割とメンテナンス方法を解説!

2024年11月11日

こんにちは!泉南市・泉佐野市、和歌山地域のプロ外壁塗装専門店「関西リペイント」です!

外壁の「幕板(まくいた)」は、家の美観を引き立てるだけでなく、外壁材の保護や構造の補強といった重要な役割を担う部材です。

しかし、幕板の存在や機能についてはあまり知られていないことが多いのも事実です。

本コラムでは、幕板の役割と設置のメリット、そして長寿命を保つためのメンテナンス方法について、専門的な視点から詳しく解説していきます。
 

外壁の幕板とは?その役割と機能

幕板は、外壁の1階と2階の間や屋根の縁などに取り付けられる横長の板状の装飾材です。

その主な役割は、見た目の美しさを整えることに加え、外壁材の保護や構造的な補強にあります。

以下に、幕板の主要な役割を3つに分けて説明します。
 
2階建て住宅の幕板
 

1. 美観の向上

幕板は、異なる素材や色の外壁をつなぎ合わせる際に、境界線を美しく隠し、外観に統一感を持たせる効果があります。

装飾性の高い幕板を使用することで、家全体に上品なアクセントが加わり、外観がより洗練された印象になります。

特に、デザインや色に変化を加えることで、個性的な外観を演出できるため、新築時だけでなくリフォーム時の美観向上にも役立ちます。
 

2. 外壁材の保護機能

幕板は、外壁材同士の接合部分を覆うことで、雨水や紫外線の侵入を防ぎ、外壁材の劣化を抑える役割を担います。

雨や紫外線が直接外壁材に当たらないようにすることで、外壁の防水性能を高め、耐久性を向上させます。

また、外壁に水分がしみ込みにくくなることで、内部にカビや腐食が発生するリスクも軽減されます。

地域によっては、雨風が激しい環境や紫外線の強い地域で特に重要な役割を果たしています。
 

3. 構造補強と耐震性の向上

一部の幕板は、外壁構造の補強材として機能し、特に地震などの揺れに対して家全体の耐久性を高める役割も持っています。

外壁と外壁をしっかりと固定するため、建物の強度が増し、構造的な安定性が向上します。

これにより、幕板がしっかりと固定された建物は、耐震性や耐風性に優れた住まいを実現できます。
 

幕板のメンテナンス方法

幕板は長期間にわたって屋外で風雨にさらされるため、経年による劣化が避けられません。

劣化を防ぐためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

以下に、幕板の状態を保つためのメンテナンス方法を4つご紹介します。
 

1. 塗装の再施工

幕板の表面塗装が剥がれたり色あせが見られる場合、再塗装を行うことで見た目を回復させると同時に、幕板の防水性も高めることができます。

特に紫外線の影響で色あせが進む地域では、5~7年に一度の再塗装が推奨されます。

塗料には耐候性の高いものを選ぶことで、長期間にわたり美しい状態を維持できます。
 
幕板の劣化
 

2. シーリング補修

幕板と外壁材の接合部分には、シーリング材(防水性を持たせるゴム状の充填材)が使われています。

シーリング材が劣化してひび割れや剥がれが発生すると、雨水が入り込む原因となります。

放置すると外壁内部が腐食し、カビや錆びの発生原因になります。

シーリング材は数年に一度の点検が推奨され、劣化が見られたら早急に補修を行いましょう。
 

3. 幕板の交換

幕板に腐食や割れが生じ、見た目だけでなく強度も失われている場合は、幕板そのものを交換する必要があります。

腐食が進むと幕板の防水性能が失われ、雨漏りの原因となることもあるため、交換のタイミングを見極めることが大切です。

交換費用は幕板の素材や施工方法によって異なりますが、早期対応することで、後々の大掛かりな修繕費用を抑えられることが期待できます。
 

4. 幕板カバー工法

既存の幕板に軽度の腐食や欠損がある場合、板金や樹脂などで覆い、新しい層を設ける「カバー工法」が有効です。

既存の幕板を撤去せずにカバーをかけることで、補強効果や防水性能を高めながら、施工費用や工期を短縮できるメリットがあります。

特に、腐食が進んでいる部分だけを覆うことで、コストを抑えつつ機能性を向上させることが可能です。
 

メンテナンス方法の比較表

以下の表に、各メンテナンス方法の特徴と適用状況をまとめました。

メンテナンス方法適応状況特徴
塗装の再施工塗装の剥がれや色あせがある場合美観を回復し、防水性が向上
シーリング補修シーリング材の劣化やひび割れがある場合雨水の浸入を防ぎ、内部腐食を抑える
幕板の交換腐食や破損が激しい場合耐久性の向上と雨漏り予防
幕板カバー工法一部が欠損、または軽度の腐食工期と費用を抑えつつ補強可能

 

メンテナンス時に注意すべき点

幕板のメンテナンスを行う際には、いくつかの注意点があります。

適切なメンテナンスを行うために、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 定期的な点検:幕板は風雨にさらされるため、定期的な点検が重要です。特にシーリングの劣化は見た目にはわかりづらいため、プロによる点検を受けることをおすすめします。
  • 適切な塗料の選定:塗装を行う場合、耐候性や防水性に優れた塗料を選ぶことで、メンテナンスサイクルを延ばすことができます。
  • 信頼できる施工業者の選定:幕板のメンテナンスは、専門知識が必要です。施工経験のある業者に依頼することで、安心して作業を任せられます。

 

幕板の定期的な点検・メンテナンスの必要性

幕板のメンテナンスは、家全体の美観と耐久性を保つために欠かせません。

以下の症状が見られたら、早急な対応が必要です。

・塗装の剥がれや色あせ
・シーリングのひび割れ
・幕板の腐食や割れ
 
これらの症状が現れた場合、早めのメンテナンスが将来的な大掛かりな修繕を防ぐための鍵となります。

外観のチェックを習慣化することで、問題の早期発見が可能です。
 

まとめ

外壁の幕板は、見た目を美しく整えると同時に、外壁材の保護や構造の補強にも重要な役割を果たしています。

定期的なメンテナンスを行うことで、幕板の耐久性を高め、家全体の美観と価値を保つことが可能です。

塗装やシーリング補修、交換やカバー工法など、適切な方法で幕板をケアし、長持ちする住まいを実現しましょう。

幕板や外壁塗装に関するお悩みがあれば、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。
 

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