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カバー工法とは、既存の屋根材にそのまま防水シートと新しい屋根材をかぶせる施工方法のことです。
屋根を一度剥がして張り替える「葺き替え」工事に比べ、短時間かつ低コストでリフォームできることから人気を集めています。
今回はカバー工法について、向いている屋根のタイプ、カバー工法のメリットとデメリット、費用など、カバー工法について詳しく解説いたします。
短期間・低コストでリフォームできるカバー工法ですが、残念ながら向いていないタイプの屋根もあります。以下の3点のようなケースは、葺き替えによる屋根リフォームが向いています。
【下地材が傷んでいる】
下地材が傷んでいる場合は屋根カバー工法の施工が難しいので、葺き替えによる屋根リフォーム工事が適しています。葺き替えを施工する際には、必要に応じてルーフィングの張り替えや野地板の補修・補強を行った上で屋根材を交換します。
屋根材だけでなく下地材のメンテナンスができるので、住宅の耐久性が高められるのがメリットです。
【一度屋根カバー工法を施工している】
一度屋根カバー工法を行った屋根は、再度屋根カバー工法は施工できません。すでに屋根カバー工法をしている場合は、葺き替え工事を行いましょう。
また、もともと屋根勾配に合っていない屋根材を使用している場合は、適切な屋根材に葺き替えることをおすすめします。屋根材は種類によって必要な屋根勾配が異なり、勾配に適していない屋根材を使用すると雨漏りの原因となります。
屋根に使用している屋根材の種類や施工状態がわからない場合は、リフォーム工事業者へ点検を依頼しましょう。
【瓦屋根を使っている】
重い瓦屋根を使用している場合は、新しく軽い屋根材に葺き替えると耐震性を高められます。
逆に、スレート・アスファルトシングル・金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)などの軽い屋根材から重さのある瓦屋根に葺き替える場合、建物構造に強度がないと葺き替えできないので注意しましょう。
主なメリットとしては、次の5点が上げられます。
・屋根の交換がないので短期間で施工できる
・屋根を取り換える必要がないので、廃材が出ない
・屋根を解体しないので生活に支障が出ない
・屋根材を重ねることで耐久性が増す
・低コストでリフォームできる
その他、2004年以前に製造されたスレート屋根の場合は人体に悪影響を及ぼすアスベストを含んでいる可能性があり、屋根材の処分費が高額になってしまうことがあります。
そのため、アスベスト製品は埋め込んでしまう形で上から被せるカバー工法が重宝されています。
アスベスト屋根材をそのままにしておくと不安・・と思われる方は、業者に相談して少しでも取り除いておくことも可能です。
魅力がたくさんのカバー工法ですが、デメリットもあります。
・屋根の状態によっては、実施できないこともある
・一度カバー工法を施工している
・屋根が二重になっているため、雨漏りなどがわかりにくい
・リフォーム後も屋根が劣化していくため、メンテナンスが必要になる
屋根のリフォームとしては有効なカバー工法ですが、どんな屋根でも対応しているわけではないこと、リフォーム後もメンテナンスが必要になることは念頭に置いておく必要があります。
屋根のカバー工法の費用は、目安として1㎡あたり1万円+足場代で、そこに消費税が加わるパターンが多いようです。
もちろん費用に関しては業者によって違うので、必ず見積もりを取ってもらいましょう。
また、使用する屋根材の質や、施工方法によってもかかる費用は変わります。
そのほかには、現在の屋根面の数が多いものだと、板金部材の数が多くなって費用が増しますし、作業の困難な場所でも費用が高くなる可能性もあります。
基本的な作業の費用は同じでも、環境や作りによって費用が変わってくると覚えておけばよいでしょう。
業者によってどういった施工方法をとるのかも違いがあるので、複数の業者から見積もりを取って比較するというのもおすすめです。
屋根は劣化に気付きにくいので、普段からこまめにチェックしておくことが大切です。
カバー工法は屋根のリフォームとしておすすめですが、費用だけでなく施工方法も納得しておきたいですよね。
雨漏りなどがなく、汚れだけが目立っている場合には、カバー工法をするよりも塗装工事できれいにするといった方法もあります。
業者の選定をしっかりと行って、最適な屋根のリフォームを行うようにしましょう。
関西リペイントでは、それぞれのお客様のお家に最適な工法や商品で施工いたします。屋根リフォームでお悩みの方は、是非一度ご相談ください。
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