塗装工事・防水工事の豆知識

外壁塗装は家の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。

その中でも、水切りの役割と塗装の必要性について理解している方は少ないかもしれません。

今回は、泉南市・泉佐野市・和歌山地域で外壁塗装を専門とする関西リペイントが、水切りの重要性と塗装の必要性について詳しく解説します。
 

水切りとは？

水切りの位置

水切りは、建物の基礎部分と外壁の接点に取り付けられる部材で、外壁に沿って水平に設置されています。

雨水が外壁を伝って基礎部分に浸透しないようにするための重要な部品です。

通常はアルミ、ステンレス、スチール、鉄などの金属で作られており、それぞれの材質によってメンテナンス方法や耐久性が異なります。
 

 

水から家を守る役割

水切りは、雨水が外壁を伝って基礎部分に浸透するのを防ぐ役割を果たします。

これにより、建物内部への水の侵入を防ぎ、湿気やカビの発生を抑えることができます。

さらに、基礎部分が濡れるのを防ぐことで、コンクリートや木材の腐食を防ぎ、建物全体の耐久性を維持します。
 

 

水切りがない家もある

一部の古い住宅や簡素な構造の建物では、水切りが設置されていない場合もあります。

この場合、外壁の耐久性が低下しやすくなるため、注意が必要です。

特に、土台部分の劣化が進みやすくなり、シロアリなどの害虫の被害を受けやすくなります。
 

水切りの劣化を放置するとどうなる？

土台に雨水が侵入

水切りが劣化すると、雨水が建物の土台に侵入しやすくなります。

これにより、基礎部分の腐食や構造的なダメージが発生する可能性があります。

具体的には、木材の腐朽やコンクリートの劣化が進行し、建物の安全性が損なわれます。
 

 

シロアリ被害

水切りの劣化を放置すると、湿気が溜まりやすくなり、シロアリの侵入リスクが高まります。

シロアリは木材を食害するため、建物の安全性が大きく損なわれる危険性があります。

シロアリ被害は、特に木造建築において深刻な問題であり、早期発見と対策が求められます。
 

 

水切りに塗装は必要？

アルミ製・ステンレス製の水切りの塗装

アルミ製・ステンレス製の水切りの塗装はオススメできません。

アルミ製やステンレス製の水切りは、元々耐久性が高く、塗装の必要性は低いです。

むしろ塗装が剥がれることで、見た目が悪くなる可能性があります。

これらの材質は自然環境に対しても強く、錆びにくいため、定期的なメンテナンスはほとんど必要ありません。
 

スチール製・鉄製の水切りの塗装

スチール製・鉄製の水切りの塗装はした方がいいです。

スチール製や鉄製の水切りは、錆びやすいため、定期的な塗装が必要です。

適切に塗装することで、耐久性を向上させ、錆びによる劣化を防ぎます。

これらの水切りは、特に湿気の多い地域や海沿いの地域では、塗装の剥がれや錆びが進行しやすいため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
 

水切りの上からシートで保護している場合

水切りの上からシートで保護している場合は塗装は不要になります。

一部の住宅では、水切りの上からシートで保護している場合があります。

この場合、シート自体が保護機能を果たしているため、塗装の必要はありません。

シートは紫外線や雨水から水切りを守るため、長期間にわたって効果を発揮します。
 

水切りの塗装のタイミング

水切りなど付帯部と同時塗装で足場代節約

外壁塗装を行う際には、水切りなどの付帯部も同時に塗装することをお勧めします。

同時に行うことで、足場代を節約することができます。

足場の設置には費用がかかるため、一度に複数の箇所をメンテナンスすることで、全体のコストを抑えることができます。
 

 

水切り塗装の費用

水切り塗装の費用は、使用する塗料や工法によって異なります。

一般的に、スチール製や鉄製の水切りは錆びにくい塗料を使用するため、若干費用が高くなることがありますが、その分耐久性が向上します。

関西リペイントでは、お客様のご予算に応じた最適なプランを提供しています。
 

劣化放置は水切り交換になる可能性

水切りの劣化を放置すると、最終的には交換が必要になることがあります。

交換には大きな費用がかかるため、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

特に、劣化が進行してからでは修繕が難しくなるため、早めの対応が求められます。
 

外壁だけの塗装だと水切りの色褪せが目立つ

外壁だけを塗装すると、水切りの色褪せが目立ち、全体の美観を損なうことがあります。

建物全体の調和を保つためにも、付帯部の塗装を同時に行うことが望ましいです。

特に、色の違いが大きい場合は、外壁と付帯部の一体感を出すためにも同時塗装が効果的です。
 

 

まとめ

水切りは、建物の基礎を守る重要な部材であり、その劣化を防ぐためには定期的なメンテナンスが必要です。

特にスチール製や鉄製の水切りは塗装が必要であり、外壁塗装と同時に行うことで費用を抑えることができます。

アルミ製やステンレス製の水切りは塗装の必要性は低いですが、定期的な点検は欠かせません。

関西リペイントでは、専門知識と豊富な経験を活かし、泉南市・泉佐野市、和歌山地域のお客様の大切な住まいを守るお手伝いをしています。

水切りの点検やメンテナンスについてお悩みの方は、ぜひお気軽にショールームにお立ち寄りください。
 

外壁塗装専門店 関西リペイントへのお問合せはこちら