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こんにちは!泉佐野市・泉南市、和歌山地域の外壁塗装専門店「関西リペイント」です!
建築物の外壁に施されるコーキング(シーリング)は、建物の防水性、気密性、さらには断熱性を維持するために非常に重要です。
コーキングは、建物の構造材と仕上げ材の接合部を保護し、雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。
しかし、経年劣化や環境条件により、コーキングも劣化します。
適切なメンテナンスを行わなければ、建物の寿命を縮めることになります。
本コラムでは、コーキングの寿命、劣化の具体的なサイン、メンテナンス方法、各種コーキング材の特徴と選定基準について、専門的かつ詳細に解説します。
コーキング材の寿命は、使用する材質や施工方法、さらには環境条件によって大きく異なります。
以下に、一般的なコーキング材の寿命とその特性を示します
アクリル系コーキング:寿命は3〜5年。
内装用が主で、外装には不向きです。
水性で施工が容易ですが、耐久性に欠けるため、外部での使用は推奨されません。
ウレタン系コーキング:寿命は5〜10年。
弾性が高く、外装用として適していますが、紫外線に弱く、長期的な耐候性には劣ります。
適切な塗膜保護が必要です。
シリコン系コーキング:寿命は10〜15年。
非常に高い耐候性を持ち、外装用に最適ですが、表面に塗装が困難なため、美観を重視する箇所には適さないことがあります。
変性シリコン系コーキング:寿命は10〜20年。
シリコン系の耐久性を持ちながら、塗装が可能であり、外装用として非常に優れています。
ポリサルファイド系コーキング:寿命は20年以上。
化学薬品や油に強く、工業用途に適しており、耐久性が非常に高いです。
油性コーキング:高い耐水性を持ち、水回りの施工に適していますが、一般的な外装用途には不向きです。
これらの寿命を最大限に延ばすためには、定期的な点検と適切な施工が重要です。
特に、紫外線の影響を受けやすい南面や西面の外壁部分は劣化が早まるため、UVカット効果のあるコーキング材を選定することや、適切な塗膜の形成が推奨されます。
コーキングの劣化は、以下のような具体的なサインで確認できます
肉痩せ:コーキングが縮み、接合部に隙間ができる現象。
これは特に揮発性成分が多い材質で顕著です。
肉痩せは、外観の変化だけでなく、防水性能の低下を引き起こします。
ブリード現象:可塑剤が表面ににじみ出し、汚れが付きやすくなる現象です。
特に古いウレタン系コーキングで見られます。
この現象は、見た目の悪化だけでなく、コーキング材の機能低下を示します。
剥離:コーキングが基材から剥がれ落ちる現象。
接着不良や施工時の表面処理不足が原因です。
剥離が進行すると、接合部からの水の侵入が発生し、構造体の腐食やカビの発生を引き起こします。
断裂:コーキングが物理的ストレスで割れる現象。
温度変化による伸縮や構造体の動きが影響します。
断裂は防水性能の喪失を招き、内部への水侵入を許してしまいます。
欠落:コーキングが部分的に欠け落ちる現象。
施工不良や極度の劣化が原因です。
欠落が進行すると、コーキングの効果が完全に失われ、緊急の補修が必要となります。
これらの劣化サインを早期に発見するためには、定期的な目視点検が重要です。
特に、雨の後や季節の変わり目には注意深く観察しましょう。
劣化したコーキングのメンテナンス方法としては、以下の二つが主に挙げられます
打ち増し:既存のコーキングの上に新しいコーキングを追加する方法です。
比較的劣化が軽微で、基材への密着性が保たれている場合に有効です。
打ち増しはコストが抑えられる反面、長期的な耐久性には限界があるため、定期的な再メンテナンスが必要です。
打ち換え:劣化したコーキングを完全に除去し、新しいコーキングに交換する方法です。
大規模な劣化や剥離が見られる場合には、この方法が推奨されます。
施工前に下地処理を徹底することで、接着性と耐久性が向上します。
下地処理には、プライマーの塗布や表面の清掃が含まれます。
打ち増しと打ち換えのどちらを選ぶかは、劣化の程度や予算、将来的なメンテナンス計画に応じて判断します。
打ち増しは一時的な改善に適している一方、打ち換えは根本的な解決をもたらします。
コーキングはその形状や硬化剤の有無によって以下のように分類されます
定型シーリング:特定の断面形状を持つシーリング材。
主に定形ジョイント用です。
一定の形状を持つため、施工が容易で安定した性能を発揮します。
不定形シーリング:特定の形状を持たないシーリング材。
複雑な形状や不定形な接合部に適用されます。
不定形シーリングは、柔軟性が高く、様々な形状に対応可能です。
1成分形:硬化剤を含まず、空気中の湿気で硬化するタイプ。
施工が容易で、DIY向けに人気です。
1成分形は、比較的短い硬化時間が特徴で、迅速な施工が可能です。
2成分形:硬化剤を含み、混合して使用するタイプ。
高い性能が要求されるプロ向けです。
2成分形は、硬化時間が長く、より高い耐久性と接着性を提供します。
これらの分類に基づいて、用途や環境条件に適したコーキング材を選定することが重要です。
特に、外壁の接合部や隙間の防水には、耐候性と柔軟性を兼ね備えた材質が求められます。
コーキングには以下の種類があり、それぞれ特性が異なります
アクリル系コーキング:水性で施工が容易、内装用に適するが外装には不向き。
耐候性が低いため、外部での使用には向きませんが、室内での簡易補修には適しています。
ウレタン系コーキング:弾性が高く、耐久性に優れるが、紫外線に弱い。
外装用として適していますが、長期的な耐候性には注意が必要です。
適切な保護塗膜を施すことで性能を維持できます。
シリコン系コーキング:耐久性と耐候性が高く、外装用に最適。
ただし、表面に塗装が困難なため、美観を重視する箇所には適さないことがあります。
変性シリコン系コーキング:シリコン系の耐久性を持ちながら、塗装が可能。
外装用として非常に優れ、耐久性と美観の両立が可能です。
ポリサルファイド系コーキング:化学薬品や油に強く、工業用途に適する。
耐久性が非常に高く、特殊環境下でも使用可能です。
油性コーキング:高い耐水性を持ち、主に水回りで使用されます。
一般的な外装用途には不向きですが、特定の環境では有効です。
これらのコーキング材の選定は、施工環境や求められる性能によって決定されます。
例えば、外壁の目地には耐候性と弾力性に優れたシリコン系や変性シリコン系が適しています。
また、工業用途や特殊環境下では、ポリサルファイド系が推奨されます。
外壁コーキング補修の費用相場は、使用するコーキング材や施工の難易度によって変動しますが、以下が一般的な目安です
打ち増し:1メートルあたり約500〜1,000円。
比較的コストが抑えられるため、軽微な劣化に対して適しています。
打ち換え:1メートルあたり約1,000〜2,500円。
大規模な劣化や根本的な補修が必要な場合に推奨されます。
高所での作業や特殊なコーキング材を使用する場合、追加費用が発生することがあります。
また、劣化が進行している場合は、全面的な打ち換えが必要となるため、費用が高くなる傾向があります。
見積もりを依頼する際には、施工範囲や使用材料の詳細を確認することが重要です。
コーキングの劣化を放置すると、建物全体の耐久性に深刻な影響を与える可能性があります。
定期的なチェックと適切なメンテナンスを行うことで、建物の美観と機能を長く保つことができます。
関西リペイントでは、専門知識と豊富な経験を持つスタッフが、最適なコーキング補修を提案いたします。
ぜひ、ショールームにお越しいただき、ご相談ください。
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