塗装工事・防水工事の豆知識

こんにちは！泉南市・泉佐野市、和歌山地域の外壁塗装のプロ「関西リペイント」です！

サイディング外壁の塗装では、面部分にウレタンやシリコン塗料を使用する一方で、継ぎ目や接合部分にはシーリング材が使われます。

シーリング材は穴埋めや接着の役割を果たし、外壁の防水性を保つ重要な材料です。

その中でも近年注目されているのが「ノンブリードタイプの変成シリコン」。

今回は、ノンブリードタイプの変成シリコンの特徴、用途、さらには代表的な製品について詳しく解説します。
 

コーキング材の種類と特徴

コーキング材は、建物の外壁や窓枠などの隙間を埋めるために使われ、次のような種類が一般的です。

• アクリル：水性で施工が簡単、屋内向け
• ウレタン：密着性と弾性が高いが、紫外線に弱く屋外では表面に塗装が必要
• シリコン：耐久性が高く屋内外に使用可。ただし塗装不可。
• ポリサルファイド：耐油性に優れ、配管まわりなどに使用。
• 変成シリコン：耐久性があり、塗装も可能でサイディング外壁に適している。

変成シリコンのメリットとノンブリードタイプの重要性

変成シリコンは、耐候性や耐熱性に優れ、紫外線にも強いため屋外での使用に最適です。

さらに、普通のシリコンと異なり、塗料を上から重ねることができるので、外観を損なうことがありません。

特に、近年注目されている「ノンブリードタイプ」はブリード現象（可塑剤の溶出による変色）を防ぎ、美観を保つために非常に有効です。
 

 

ノンブリード変成シリコンの主なメリット

• 塗装可能：コーキング部分に塗装を重ねることが可能で美観を維持。
• 紫外線耐性：紫外線に強く、屋外での使用に適している。
• 防水性と柔軟性：建材の膨張・収縮に対応でき、長期的な防水効果を保持。

使用シーンと他のシーリング材との比較

ノンブリードタイプの変成シリコンはさまざまな素材に対応可能で、特に以下の箇所で効果的です
 

ブリード現象とノンブリードの仕組み

ブリード現象は、可塑剤と塗料の化学反応によりコーキング部分が変色し、1～2年で劣化する現象です。

ノンブリードタイプはこの現象を防ぐことで、コーキングの長期的な美観を維持します。
 

 

対策方法

• プライマーを使用：ブリード防止の下地処理として。
• ノンブリードタイプのシーリング材使用：ブリード現象を根本から防ぐ。

ノンブリード変成シリコンのおすすめ製品

代表的なノンブリードタイプの変成シリコン製品をご紹介します。
 

• ボンド変成シリコンコーク ノンブリードLM

  製造元：コニシ

  特徴：柔軟性と追従性が高く、耐候性も優れる。屋内外での使用に適し、人体に有害な物質を含まない。

• ペンギンシール 2550Type NB

  製造元：ペンギン

  特徴：高い柔軟性と耐性があり、窯業系サイディングやモルタル、サッシまわりにも対応可能。

• ヘンセイシリコーンNB-LM

  特徴：動きの大きい箇所に対応し、耐候性や防カビ機能も備える。カラーバリエーションが豊富で外壁色に合わせやすい。

• ルーフコークNB-Q

  特徴：フッ素鋼板にも使用可能で、耐候性が非常に高い。硬化速度が早いため、施工がスムーズに進む。

まとめ

ノンブリードタイプの変成シリコンは、外壁塗装や補修で高い効果を発揮します。

紫外線に強く、塗装が可能で美観を長期間維持できるため、サイディング外壁や屋外での使用に最適です。

用途や環境に応じて製品を選び、美しい外観と耐久性を保ちましょう。
 

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