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メンテナンス不要の外壁があるって本当?

2024年09月13日

こんにちは!泉南市・泉佐野市、和歌山地域の外壁塗装の専門店「関西リペイント」です!

外壁塗装を検討する際、「メンテナンスフリーの外壁」がよく話題に上がります。

塗装を施した外壁は環境によって劣化していくため適切なメンテナンスが求められますが、近年の技術革新によりメンテナンスの頻度を減らす外壁材が数多く開発されています。

しかし、本当に「メンテナンスフリー」の外壁が存在するのか、ここではその実態を探りメンテナンス頻度を減らすための具体的な方法を解説します。
 

メンテナンスフリー外壁の現実

「メンテナンスフリー外壁」と聞くと全くメンテナンスが不要な外壁を思い浮かべるかもしれませんが、完全にメンテナンスをしないで済む外壁は存在しません。

特に日本の気候は雨・風・紫外線の影響を大きく受けるため、外壁材が劣化しやすくなります。

現実的には「メンテナンスフリー外壁」とは、メンテナンスの頻度を少なくするための技術や素材を指すことが多いです。

例えば、ガルバリウム鋼板や外壁タイルなどの耐久性の高い素材を使用すれば、通常よりもメンテナンスの手間が減りますが、それでも定期的な点検や清掃は不可欠です。
 
外壁の劣化
 

代表的な耐久性の高い外壁材

 
耐久性が高く、メンテナンスフリーに近い外壁材にはさまざまな種類があります。
 

外壁材種類特徴メンテナンス頻度耐用年数
窯業系サイディング耐火性が高く、デザインの自由度が高い10~15年に一度約30年
金属系サイディングガルバリウム鋼板を使用し、耐食性・軽量性が高い15~20年に一度約40年
外壁タイル高い耐久性とデザイン性を持ち、汚れに強い目地部分は10~15年に一度タイル自体は半永久的
樹脂系サイディング水に強く、軽量で施工が容易15~20年に一度約40年

 

サイディングボードの種類と特徴

サイディングボードは日本の住宅で最も使用されている外壁材です。

特に窯業系サイディングは耐火性や耐久性があり、デザインも豊富なため非常に人気があります。

しかし、サイディングボードは年数が経つと色褪せやひび割れが生じるため、定期的な塗り替えが必要です。

一方、金属系サイディングはガルバリウム鋼板を使用することが多く、軽量でありながら耐久性に優れているため、外壁の重さを軽減しつつ耐震性を向上させる効果もあります。
 

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛、シリコンの合金で作られており、優れた耐食性を持つため錆びにくく長寿命です。

特に日本の海岸地域では潮風による塩害が問題になりますが、ガルバリウム鋼板はこの影響を最小限に抑えることができます。
 
ガルバリウム
 

外壁タイル

外壁タイルは、半永久的な耐久性を持つ外壁材として知られています。

土や石を焼成して作られたタイルは紫外線や雨風に強く、傷や汚れに対する抵抗力も高いです。

ただし、タイル自体は非常に耐久性がありますが、目地の劣化が進行するとそこから水が浸入し、建物にダメージを与える可能性があるため定期的な目地の補修が必要です。
 
外壁タイル
 

メンテナンスを減らすための具体的な対策

メンテナンスの頻度を減らすためには、以下のような対策が効果的です。
 

高性能塗料の選択

外壁塗装にはフッ素塗料や光触媒塗料など、耐候性や耐汚染性に優れた高性能塗料を選ぶことが重要です。

これらの塗料は紫外線や雨風による劣化を防ぎ、外壁の美観と機能を長期間維持します。

特に光触媒塗料は汚れを自動的に分解する機能があるため、雨が降るだけで外壁が自然にきれいになります。
 

シーリング部分の定期点検

シーリングは外壁材の継ぎ目や窓枠周りに使用され、建物内部への水の浸入を防ぐ重要な役割を果たします。

シーリング材は経年劣化が進むとひび割れや剥離が発生し、水漏れの原因となります。

特に窯業系サイディングではこのシーリングの劣化が外壁全体の劣化に繋がるため、定期的な点検と補修が不可欠です。
 

外壁塗装のタイミングと耐用年数の見極め

外壁材や塗料にはそれぞれ耐用年数があり、そのタイミングに合わせて適切なメンテナンスを行うことで外壁の寿命を延ばすことができます。

例えば、フッ素塗料の耐用年数は約15~20年であり、このタイミングで再塗装を行うことで次のメンテナンス時期まで外壁を保護することができます。

また、建物の構造や立地条件も考慮することが重要です。

海沿いの地域や強風が多い地域では劣化が早まる傾向があるため、早めのメンテナンス計画が必要です。
 
外壁メンテナンス
 

技術力のある業者の選択が鍵

外壁の耐久性は使用する素材だけでなく、施工する業者の技術力にも大きく左右されます。

適切な工法で施工が行われなければ、どれだけ高性能な外壁材を使っても十分な効果を発揮することができません。

施工実績が豊富で外壁塗装の専門知識を持った業者を選ぶことが、外壁のメンテナンスを減らすための鍵となります。

また、業者が提供するアフターサービスも重要です。

定期点検や保証制度が充実している業者を選ぶことで、万が一の不具合にも迅速に対応してもらえるため、長期的な安心感を得ることができます。
 

まとめ

メンテナンスフリーの外壁は完全にメンテナンスが不要というわけではありませんが、耐久性の高い外壁材や高性能な塗料を使用することで、メンテナンスの頻度を大幅に減らすことができます。

ガルバリウム鋼板や外壁タイル、サイディングボードなど、素材ごとの特徴を理解し、適切なメンテナンス計画を立てることが大切です。

また、信頼できる業者に依頼し、技術力のある施工を受けることで長期間快適な住まいを維持できるでしょう。
 

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