塗装工事・防水工事の豆知識

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塗れない屋根とは

2023年06月20日

こんにちは!泉南市、泉佐野市をはじめ阪南市・貝塚市・岸和田市・和歌山など泉州を中心に外壁塗装・屋根塗装・屋根リフォーム工事を行なっている関西リペイントです!

以前豆知識で塗れない壁についてお話しさせていただきましたが、外壁だけでなく屋根にも

塗れない屋根塗るのをおすすめできない屋根が存在します。

お見積りのご依頼いただいたお住まいでも、ここ数か月で数件ありました。

正しく言えば、塗れないのではなく、例え塗装しても意味がない、強度を維持できないほどに傷みやすく弱い材質の屋根材を指しています。

そしてそれ以外に、一般的には塗装できるとされていた屋根の中でも、劣化があまりに進行しているなど、おすすめできない場合もあります。

 

ではご自宅の屋根がその塗れない屋根だった場合、どうすればいいのか。

たとえ塗装が無理でも、カバー工法や葺き替えの工事が可能です。

しかし費用の面でも塗装に比べかかるため、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、塗装できない屋根についてとその対処法や費用についてお話させていただきます。

 

塗装できない屋根とは

皆さん、アスベストという言葉は聞いたことがありますよね。そして漠然としながらも人体に悪影響を及ぼす危険なものとして認識されているかと思います。

その危険性のあるアスベスト。

現在の住宅で最も普及しているスレート(カラーベスト・コロニアル)屋根ですが、2004年以前に建てられた家でこの屋根材という場合、大半はアスベストが含まれていました。

アスベストは強度にとても優れていたため、屋根材として一般的に広く使用されていたのです。

アスベストは飛散することで人体に大きな影響を与えますが、屋根材においてはセメントに混ぜ込まれており、粉砕されたり著しく劣化をしていなければ飛散もしにくく、吹付材などと比べれば比較的危険度は低いとされています。

ですが、危険性がないわけではありません。

安全を確保するためには、屋根リフォームをするのが一番なのですが、リフォームにも二通りあって、一つは屋根材を全て撤去して、新しい屋根材に葺き替える方法。

そしてもう一つは屋根材を覆ってしまう屋根カバー工法です。

吹き替え工法や屋根カバー工法についてはこちらをご覧ください。→屋根リフォーム【屋根材って?そもそも屋根のリフォームって?】

 

さて本題ですが、アスベストが問題となり、ノンアスベストの屋根材が2000年ごろから各メーカーで製造販売されるようになりました。

ですが、アスベストを抜いたがために強度が下がり、切り替え当初の屋根材(1996~2008年頃※)にはそれが如実に表れ、耐久性は10年前後と言われています。

外壁含め塗装のサイクルは10年に1度を理想としていますが、寿命が10年しかない屋根。

塗装をしても強度が保てない・劣化を防げない、いわゆる塗装しても意味がない=塗装できない=塗れない屋根といわれる所以です。

塗装できない屋根として代表的な屋根材をご紹介します。

※この時期に製造されたノンアスベスト屋根材のすべてが塗装できないわけではありません。

 

代表的な塗れない屋根

【パミール】

外装建材メーカーのニチハが1996年に発売したスレート屋根材。

施工後約8年くらいから劣化が現れ、症状としては先端からミルフィーユ状に剥がれていくことが多い

 

【コロニアルNEO】

ケイミュー株式会社(旧クボタ株式会社)が2001年に販売したスレート屋根材。

(現在改良された後継品として「コロニアル・グラッサ」「コロニアル・クァッド」等が販売されている。)

症状としては欠けやひび割れ、また変色が目立つようになる。

 

【アーバニーグラッサ】

ケイミュー株式会社(旧クボタ株式会社)が2001~2005年まで販売していたスレート屋根材。

症状としては特に割れや欠けが発生しやすい

 

【セキスイかわらU】

製造は積水化学工業株式会社。

もともとアスベストが含まれていたセキスイかわらUを販売していたが、アスベストの健康被害の問題により1990年にノンアスベストのセキスイかわらUを再び販売

症状として10年くらいでひび割れや剥離、変色が発生し、上に乗っただけでも簡単に割れてしまう。

 

塗れない屋根の対策と費用

塗れない特定の屋根材についてご説明させていただきましたが、一般的に塗れるとされる屋根でも劣化症状が著しく悪い場合は同じく塗装ではカバーできません。

その場合は先述したように、屋根の葺き替えか屋根カバー工法という屋根リフォームという方法がありますが、塗装に比べると費用がかかります。

※セキスイかわらUは葺き替えしかできません

およその費用

 

屋根塗装      ・・・約15~70万
屋根カバー工法   ・・・約60~240万
屋根葺き替え    ・・・約80~260万

 

 

ですが、長い耐用年数を考えれば、住まいのメンテナンスサイクルを考えた際、複数回にわたって屋根の修繕を行うよりもコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

もしお家の屋根が塗れない屋根だったとして肝心なのは劣化の進行具合を見逃さないことです。

立地条件にもよりますが10数年ごと定期的にメンテンンスを行えば、一般的なスレート屋根であれば約40年もつと言われています。

また塗装できない屋根だったとしても、先に延ばせば延ばすほど劣化は進み費用は更にかかります。

自治体によっては補助金がでる地域もあります→外壁塗装・屋根塗装工事の助成金について

タイミングを計って、お得にメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。

 

関西リペイントでは助成金申請のお手続もお手伝いしております。

また最新のドローン撮影による屋根診断、外壁診断を無料で実施しております。

しっかり調査し、皆様のお家の状態をチェックいたします。

外壁塗装をはじめ、屋根塗装・屋根カバー工法工事・防水工事・雨漏りまで、それぞれのお客様のお家に一番最適な工法や商品をご提案しております。

外壁・屋根・屋根リフォームでお悩みの方は、是非一度ご相談ください。

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