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外壁にひび割れを見つけたら

2023年11月20日

外壁にひび割れを見つけたら

 

皆さんはふとご自宅の外壁を見たときに、ひび割れを発見した、なんてありませんか。

ひび割れの原因として一番にあげられるのは経年劣化によるひび割れです。

そして外壁塗装を行ってそう間もないのにひび割れが発生した場合は施工不良も考えられます。

地震やご自宅近くに交通量の多い道があったり、電車が傍を通っていたりするとその振動でひびが入ることもあります。

それ以外にも地盤や構造自体に問題があったり、様々な影響でひび割れが発生するとされています。

ではひび割れを見つけ時、どう対処すればいいのか。

今回はひび割れの種類と対処法についてご説明させていただきます。

ひび割れの種類

ひび割れといっても、程度も様々です。

そして外壁に見受けられるひび割れは大きく分けると2種類になります。

外壁材を覆う塗膜のひび割れか、外壁材のひび割れの塗膜に影響をもたらしたひび割れです。

ひび割れを発見した際は、大丈夫だろうか不安になりますよね。

程度によっても補修で済む場合と緊急を要する場合もあります。

1.ヘアクラック

これは主に塗膜発生するひび割れです。幅が0.3mm以下で髪の毛のように細く、そして短いひび割れです。

原因

・経年劣化によるもの

塗膜の耐久性が落ち、膨張伸縮に 耐え切れなくなり、ひびが入るという現象です

・施工不良

外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3工程が基本です。それぞれに乾燥時間を設けなくてはなりません。十分な間隔を空けず下地材が まだ乾燥が不十分な上に仕上げをしてしまうと、硬化伸縮がズレてしまい、ひび割れを起こしてしまいます。

・弾性の違い

乾燥時間はもとより、もともとの外壁材や塗った下塗り塗料に弾性がある場合、硬質系塗料を塗ってしまうと下地の弾性による動きについていくことができずに、塗膜にひび割れが発生してしまうのです。

 

2.乾燥クラック

乾燥クラックとは建築物や構造物の材料が乾燥することによって発生するひび割れのことを指します。

一般的に、建物の外壁だけでなく内壁や床、天井などの表面にも見られることがあります。

特にモルタルなどの湿式工法であるため、乾燥過程での水分の蒸発により収縮が生じてひび割れが起こりやすくなります。

特徴としては

①細長いひび割れ

乾燥クラックは通常、細長い形状をしています。これは材料が乾燥によって収縮することにより、長いひびが形成される結果といえます。

②表面に沿って広がる

乾燥クラックは表面に沿って広がり、通常、直線的なパターンを形成します。

③季節変動に影響を受ける

季節によって湿度が変動するため、特に乾燥する季節にこの種のひび割れが目立つことがあります。

3.構造クラック

建築物や構造物の主要な構造部分に生じるひび割れのことを構造クラックといいます。

主な原因としては構造的な欠陥や凍結や融解の繰り返し、地盤沈下などが影響して建物自体が地震や振動などで大きく揺れたり、歪んだ力が外壁に働いてひび割れを発生させます。

建物の構造に関わる重要な要素に発生し、様々な原因によって引き起こされるため、対処するには専門的な知識と技術が必要となり、注意が必要です。

特徴としては

①幅や深さの変動

幅や深さが一様ではなく、変動することがあります。これはクラックの原因によって異なります。

②方向の多様性:

水平、垂直、斜めなど、さまざまな方向に生じることがあります。

③位置の重要性:

構造クラックが建物の基本的な構造要素や荷重を支える部分に発生すると、建物全体の安定性に影響を与える可能性があります。

 

このようにひび割れとひとくちに言っても様々であることが、お分かりいただけましたでしょうか。

では次にひび割れに対する対処法についてご説明させていただきます。

ひび割れの対処法

①ヘアクラックの場合

ヘアクラックの場合は緊急性はありませんが、ひびが広がってないか定期的にチェックしましょう。

また、それ以外にもチョーキングなどの劣化症状が現れ始めたら、早めの塗り替えをおススメします。

②乾燥クラックの場合

コンクリートやモルタルの乾燥クラックは、特性なんだと理解していただき、ヘアクラック(幅0.3mm以下)程度のものであれば構造的には問題ないレベルです。

そして塗り替える際には微弾性系など適切な下地材を使用し、十分な乾燥時間を設けることが大切です。

③構造クラック

構造クラックは前述したように建物の安全性にも関わってきます。ひび割れが幅0.3mm以上、深さが5mm以上あれば構造クラックの可能性が高いです。

構造クラックがあるからと言って、すべてが危険性があるわけではありません。

ひび割れの方向や形によっても危険度が変わります。

ただ深いひび割れをそのまま放置してしまうと、雨水などが侵入し内部まで影響を及ぼす可能性が高いため、早めに専門家にご相談されることをおススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ひび割れは大小関わらず、劣化であったり、構造上の問題だったり建物からのサインと言えるでしょう。

例え問題のない小さなひび割れでも、定期的にひび割れがひどくなってないかなどチェックすることが大切です。

また、判断しかねるクラックは内部にも影響をもたらす可能性もあるため、安心するためにも専門家に相談してみましょう。

 

関西リペイントでは泉佐野市や阪南市、岸和田市など泉州地域を中心に幅広く塗装工事を手掛けており、現地調査から見積りまで無料で行っております。

外壁や屋根のこと、不安なことがございましたらどうぞお気軽にお問合せください!

 

 

 

 

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