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外壁の防水機能の必要性

2022年01月26日

雨漏りの原因の一つに、外壁のメンテナンスを怠ったことが原因で、防水機能が低下したという理由があることをご存知でしょうか。今回は、外壁の防水機能の大切さ、塗料の種類についてご説明いたします。

外壁の防水機能って大事なの?

防水とは、水が染み込むのを防ぐこと、外から水が入り込まないように加工することを意味します。言い換えると雨から家を守ることです。

壁がスポンジのように水を吸ってしまうと、家を支えているものが痛み、腐敗し、住んでいる人をいのちの危険にさらすことにもなりかねません。

住宅における防水機能には3つの役割があります。

・塗膜(とまく)としての役割
外壁の表面に塗料を塗ることによって、つくられる膜のことです。この膜が防水の働きをし、雨水が侵入するのを防いでくれます。

塗膜は、外壁の表面に塗られるため、実質、建物の一番外側にあります。雨水だけではなく、日々紫外線にも当たり、劣化していきます。

・雨漏りを防ぐ
防水機能が失われていくと、建物を支える構造材へと水が侵入してしまいます。構造材がない軒先などでは、水を通し、雨漏りへと結びついていきます。

・防水機能は塗料だけで対策できる
防水機能は、外壁の膜である「塗料」を塗ることで機能を発揮します。塗料そのものに防水機能があると考えていただいて良いでしょう。

外壁塗装のHPなどをみると、カラーではなく、その材料となるウレタン・ラジコンといった塗料の製品が紹介されています。

初めて見ると、ウレタン・ラジコンなど、意味が分からず、どう選べばよいかわからなくなることもあるでしょう。
商品にもよりますが、基本的には単純に製品によって、防水への持続性(耐用年数)が違う、値段が高いものほど防水性能がいいと判断していただければと思います。

塗料の種類について知ろう

値段で判断するのも一つの方法ですが、性能と価格を納得した上で選ぶと、仕上がった後の満足度が違いますので、参考になさってください。

なお、今回ご紹介する塗料は、最も防水機能に関わる、一番最後の上塗りで使用する塗料です。

・アクリル
耐用年数は、5年から7年です。塗料の中では最も安価で、昭和時代に建てられた建物によく使われていましたが、耐用年数が非常に短く、現在ではあまり取り扱われてはいません。

もし、昭和時代に建てられた建物で、これまでに一度も塗り替えをしたことがない場合、すぐに外壁のプロにご相談ください。家の構造材まで雨水が侵入し、腐敗が進んでいる可能性があります。

・ウレタン
耐用年数は、8年から10年です。アクリルと同様に安価な価格ですが、耐用年数が短いため、現在取り扱っている業者が減っています。

反対に安価だからと、ウレタン塗料で見積もりを出してきた場合、悪徳業者の可能性が否めません。
また、業者で取り扱ってはいなくても、ホームセンターなどDIYでできるように販売はされています。正直なところ、外壁の塗料は色ムラがでてしまったり、DIYで対応できるものではありません。

・シリコン
耐用年数は、8年から10年です。シリコン樹脂を主な原料としている塗料です。

プロに依頼した場合、シリコン素材の調理器具など親しみのあるものですし、汚れがつきにくく、対候性があり比較的手頃な価格で取引されますので、シリコンを選択される方もいます。

シリコンの場合、水で溶かしながら使用する水溶性シリコン塗料と、シンナーなど溶剤と混ぜ合わせながら使用する油性塗料があります。

油性塗料の方が、品質も耐久性も水溶性に比べてありますが、コスパを懸念する場合もありますので、もし見積もりを出してもらうなら、両方の場合で出してもらい、説明を聞きながら判断されるといいでしょう。

・遮熱(サーモアイウォール)

耐用年数は、12年から15年です。次世代型素材といわれている塗料で、太陽の熱を効率よく反射してくれる機能も付随しています。

温暖化によって、年々気温が上がっているこの時代には相応しい塗料といえるでしょう。遮熱(反射)効果により、夏場の冷房費の節約につながったり、CO2削減への貢献にもなり、エコな家づくりの一旦を担うことができます。

屋根の素材が、熱を吸収しやすい金属屋根製の家屋、天井が吹き抜け構造、2階・3階建てのお家にはピッタリな塗料でしょう。

・ラジカル

耐用年数は、12年から15年です。コスパもよく、約10年前に発売され、ハイテク塗料と呼ばれ、塗料の中では非常に人気があります。

そもそもラジカルとは、塗装の大敵で塗膜の劣化原因にもなってしまう物質のことですが、ラジカル塗料は、劣化原因となるラジカルを発生させないように工夫された塗料です。

塗料のメーカーにもよりますが、汚れにくい機能をあわせもったものや、遮熱性能もプラスされたものがありますので、各塗料に防水以外にどんな機能が備わっているのか、しっかりと検討しましょう。

・フッ素

耐用年数は、15年から18年です。歯磨き粉で有名なフッ素ですが、汚れ落ちのよさや耐熱性、さらに耐久性は他の塗料よりも秀でています。

価格は高めにはなりますが、確かな耐用年数があるため、高品質・高性能なものできちんとメンテナンスしたいと考えるかたにはおすすめです。

特に、劣化が早い屋根には重宝します。

・無機

耐用年数は、18年から20年です。まさに塗料の中では”プレミアム”です。

フッ素を超える耐候性、汚れにくさ、藻・かびの発生の抑制、塗膜の膨れや剥離を抑制する効果が期待できます。ほしい効果がしっかりとあるため、魅力的ではありますが、その分、価格に反映されています。

コスパを含めて、無機塗料にするかどうかはしっかりと検討しましょう。

まとめ

家を支えているのは、柱や梁、壁などです。しかし、その壁を守っているのは塗膜となる”塗料”なのです。

外壁塗装も確かに大きなお金がかかりますが、適切な時期(塗料の耐用年数が終わりそうなころ)を目安にプロによるメンテナンスの必要性の有無を確認してください。早い段階で分かれば、補修などにかかる費用も少なく、トータルコストが抑えられる可能性が非常に高くなります。

関西リペイント株式会社では、お客様のご要望に最大限お応えできるようなプランで塗装を行います。塗装に関してだけではなく、丁寧な対応、適切な判断を意識しておりますので、南大阪や和歌山で外壁塗装をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。

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