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外壁塗装で住宅ローン減税は適用される?

2024年10月21日

こんにちは!泉南市・泉佐野市、和歌山エリアの外壁塗装専門店「関西リペイント」です!

新築時にはきれいだった外壁も、10年ほど経つと色あせや塗装の剥がれが目立つようになります。

外壁は家を風雨や紫外線から守る重要な役割を担っており、その劣化を放置すると、住宅の寿命を縮めてしまう可能性があります。

しかし、外壁塗装には足場代や施工費用がかかるため、「メンテナンスしたいが費用が心配」という声も多く、後回しにされがちです。

そこで、外壁塗装の費用負担を軽減できる公的支援制度のひとつとして、「住宅借入金等特別控除(住宅ローン減税)」を活用することが考えられます。

この制度を上手に使うことで、税金の一部が軽減され、必要なメンテナンスを行いやすくなります。
 

外壁塗装とメンテナンスの重要性

外壁は、住宅の美観を保つだけでなく、風雨や紫外線から家を守るという重要な役割を担っています。

しかし、10年程度が経過すると塗装が劣化し始め、色あせや剥がれが見られるようになります。

これにより、雨漏りや外壁のひび割れ、さらには内部構造の劣化に繋がる恐れもあるため、定期的なメンテナンスが必須です。

特に、近年は環境の変化に伴い、大雨や強風が増加しており、外壁の耐久性が求められる時代です。

ただし、外壁塗装には高額な費用がかかります。

特に足場の設置費用は大きな負担となりがちです。

そのため、外壁塗装を後回しにしてしまう方も少なくありません。

しかし、放置すると結果的に修繕費用が増加する可能性があります。

そこで、住宅借入金等特別控除(通称:住宅ローン減税)などの公的なサポート制度をうまく活用することで、費用負担を軽減できる方法があります。
 

 

住宅借入金等特別控除(住宅ローン減税)とは?

住宅借入金等特別控除は、住宅ローンを利用して住宅を購入・建築した場合、または大規模なリフォームを行った際に所得税の一部が控除される制度です。

一般的には、住宅の新規取得時に適用されるイメージがありますが、実はリフォームローンでも適用できる場合があります。

特に、外壁塗装を伴うリフォームであれば、この控除を受けることで、税金の負担を減らしながらメンテナンスを行うことが可能です。
 

外壁塗装でも住宅ローン減税が適用される条件

住宅ローン減税を外壁塗装で活用するためには、いくつかの厳密な条件を満たす必要があります。

以下に、主な条件を具体的に解説します。

  • 本人が居住する住宅で行う工事

    住宅ローン減税を受けるためには、工事が行われる住宅が本人の居住するものでなければなりません。別荘や賃貸用の物件は対象外となります。また、工事を行う期間中もその住宅に居住していることが求められるため、工事のタイミングにも注意が必要です。

  • 工事費用が100万円を超えること

    住宅ローン減税が適用される工事は、主要構造部の改修が対象となります。外壁塗装もこの主要構造部に含まれますが、工事費用が100万円を超えていなければ控除の対象にはなりません。ただし、外壁塗装だけでは100万円に満たない場合、屋根塗装をセットで行うことで、費用を上乗せし控除条件を満たすことも可能です。フッ素や無機塗料など、単価が高い高耐久塗料を使用することで、100万円を超える場合もあるため、塗料選びが費用の調整に役立ちます。

  • 年間の所得が3000万円以下であること

    住宅ローン減税を適用するためには、控除を受ける年の合計所得額が3000万円以下である必要があります。合計所得額は、さまざまな控除を受けた後の金額となるため、年末調整や確定申告時に正確に計算しておく必要があります。

  • 工事面積が50㎡を超えること

    住宅の面積が50㎡を下回る場合、住宅ローン減税の適用対象外となります。一般的な戸建住宅であれば問題ないサイズですが、場合によっては確認が必要です。特に、外壁塗装の工事範囲が住宅全体に及んでいない場合は注意が必要です。

  • ローンの返済期間が10年以上であること

    ローンの返済期間が10年以上でなければ、住宅ローン減税を受けることができません。短期返済ローンや、親族からの借入金では適用されないため、金融機関が提供するリフォームローンを利用することが条件となります。外壁塗装の場合でも、ローンの選択は慎重に行う必要があります。

  • 控除対象となる金融機関のローン商品であること

    親族からの借金や、職場の貸付金制度などは控除対象外となります。住宅ローン減税を活用する際は、事前に金融機関へ確認し、控除対象となるローン商品を選ぶことが重要です。

 

 

住宅ローン減税の適用手続きと必要書類

外壁塗装で住宅ローン減税を適用するには、確定申告が必要です。

自動的に適用されるわけではないため、手続きに必要な書類を準備し、忘れずに申請しましょう。

  • 増改築等工事証明書の発行

    工事業者から発行される証明書で、外壁塗装が住宅ローン減税の対象となる工事であることを証明します。この書類を発行するためには、登記簿の写しや工事前後の写真などが必要となるため、事前に準備しておきましょう。

  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書

    税務署で配布される書類、またはオンラインでダウンロードして申請時に提出します。申請には、ローン残高証明書も必要です。

  • ローン残高証明書

    金融機関から発行される「年末残高証明書」は、住宅ローン減税の控除額を計算する際に必要です。年末の残高に基づいて控除額が決定されるため、紛失しないように保管しましょう。

  • その他の必要書類

    登記事項証明書や給与所得の源泉徴収票、リフォーム補助金制度を利用した場合は、その証明書類も必要です。特に補助金を利用する場合、工事費用から補助金分を差し引いて申請する必要があるため、補助金が支給された際はしっかりと記録しておきましょう。

 

住宅借入金等特別控除以外で適用される控除(雑損控除)

外壁塗装では、住宅ローン減税以外にも「雑損控除」が適用される場合があります。

雑損控除は、自然災害や火災などによる損害を補修するための工事費用に対して適用されます。

例えば、台風による外壁の損壊などが対象です。

ただし、経年劣化による外壁塗装は雑損控除の対象外です。
 

まとめ

外壁塗装で住宅ローン減税を最大限に活用するためには、①控除対象となるローンを選ぶこと、②工事内容が条件を満たしていること、③確定申告に必要な書類を正確に準備することが重要です。

また、住宅ローン減税制度や雑損控除に詳しい業者を選ぶことで、申請手続きもスムーズに進められます。

外壁塗装は住宅の寿命を延ばし、美観を保つためにも重要なメンテナンスです。

賢く税制優遇を活用し、安心してリフォームを行いましょう。
 

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  • 1ページでわかる!創業55年以上続く関西リペイント株式会社
  • 創業55年以上を誇る当社は、長年にわたる塗装業界での卓越した技術とサービスにより、多くの受賞歴や資格を有しております。塗装メーカー「関西ペイント」によるリフォームサミットでは、高い施工技術への向上とお客様への満足度の向上に尽力しているとして「プラチナ会員」に登録されております。また、「屋根ビジネスAWARD2023」において、全国セールス大賞3位を受賞いたしました。

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