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外壁塗装の「足場費用無料」に注意!

2024年09月30日

こんにちは!泉南市・泉佐野市、和歌山地域の外壁塗装専門店「関西リペイント」です!

外壁塗装を検討中の方の中には、「足場費用無料」という広告を見てお得に感じることがあるかもしれません。

しかし、その「無料」にはリスクや隠れたコストが潜んでいることが多いのです。

今回は、外壁塗装における足場の重要性や足場費用が無料と言われる際の注意点、足場に関するトラブルについて詳しく解説します。
 

足場の重要性

外壁塗装における足場は、作業の安全性や仕上がりの品質に直結します。

まず、労働安全衛生法では2m以上の高所作業には足場の設置が義務付けられており、特に2階建て住宅やそれ以上の建物では足場が不可欠です。

足場がなければ職人の転落リスクが高まり、塗装作業も不安定な状態で行うことになるため、施工品質も大きく低下します。

足場が果たす役割は以下の通りです。

  • 安全確保:職人の転落や物の落下を防ぐ。
  • 作業効率の向上:安定した足元で作業ができるため、塗装のムラが少なくなる。
  • 近隣への配慮:足場に張る「飛散防止ネット」が塗料や洗浄水の飛散を防ぐ。

また、足場を設置することで、外壁塗装以外にも屋根の点検や修理、窓やサッシの清掃なども同時に行いやすくなります。
 

足場の種類と選び方

足場にはいくつかの種類がありますが、一般的に住宅で使われるのはくさび式足場と単管足場です。

足場の種類特徴
くさび式足場軽量で設置が簡単。住宅で最も多く使われる
単管足場強度が高く、ビルや商業施設でも使用される
鋼製足場耐久性に優れているが、設置には時間がかかる

 

足場費用の基本と計算方法

足場費用は、建物の大きさや形状、足場の種類によって異なりますが、基本的な計算方法は以下の通りです。
 

足場費用の計算式

足場費用 = 足場架面積 × 平米単価

足場架面積は建物の外周と高さから算出されます。

外壁塗装で使用される足場の平米単価は600~1,000円程度が一般的です。

例えば、30坪程度の2階建て住宅の場合、足場費用の相場は15~20万円ほどです。
 

足場費用に含まれるもの
  • 設置費用:足場の組み立てにかかる作業費
  • 解体費用:工事完了後の足場の撤去費
  • メンテナンス費用:工事期間中の足場の点検や保全

 
場合によっては追加費用が発生することもあります。

特に以下のような条件下では足場費用が高くなる傾向があります。

  • ・狭い敷地で足場の組み立てが難しい場合
  • ・傾斜地や高所の特殊な建物
  • ・隣家との距離が近く、隣地を借りる必要がある場合

 
また、足場の設置には運搬費もかかります。

狭い路地や車両が入れない場所に家がある場合、資材の運搬にかかる費用が増えることもあります。
 

「足場費用無料」に隠された罠

「足場費用無料」と広告されることがありますが、このような場合、多くのケースで他の費用に上乗せされていることがあります。

例えば足場費用を無料にしても、塗料や施工費用が高く設定されていることがあります。

注意すべき点として、以下のようなケースが考えられます。

  • 高額な塗料費:足場代が無料でも、塗料の単価が高く設定されている場合。
  • 不透明な費用:足場費用が無料と言いながら、見積書に明確な内訳が記載されていない場合。

 
こうした「お得に見せかける」手法は、特に訪問販売業者に多く見られます。

足場を無料にしている業者がいたら、他の費用が上乗せされていないか、見積もりをしっかり確認することが重要です。
 
注意深く確認する
 

足場に関するよくあるトラブル

足場を設置する際に起こりやすいトラブルも事前に把握しておくことが大切です。

特に次のような問題が発生することがあります。
 

1. 自宅敷地のスペース不足

足場を設置する際に自宅の敷地内で足場を設置するスペースが足りない場合、隣家の協力が必要になることがあります。

この際、業者が近隣住民にしっかりと挨拶をしてくれるかがポイントです。

無許可で隣の敷地に足場を設置してしまうと、後々のトラブルに発展する可能性があります。
 

2. 車の移動や物の移動

足場を設置する際、車や庭にある物置、植木などが邪魔になる場合はこれらを移動する必要があります。

場合によっては、移動のための追加費用が発生することもあるため、事前に確認しておくことが重要です。
 

3. 保険の確認

足場の設置中に事故や損害が発生することもあります。

例えば、資材を運んでいる際に隣家の車に傷をつけてしまった場合や、自宅の外壁に損傷を与えてしまった場合などです。

このような事態に備えて、業者がしっかりと保険に加入しているかどうかを事前に確認しておくことが重要です。
 
外壁塗装の足場
 

足場費用を節約する方法

足場費用を節約するための方法もありますが、これらにはリスクも伴います。

例えば、足場を設置しないで施工を行う方法も一部で提案されることがありますが、安全性や品質が著しく低下します。

他の節約方法としては、次のようなものがあります。

  • 複数の業者から見積もりを取る:費用の比較ができるため、コストを抑えられる場合があります。
  • オフシーズンを狙う:業者が比較的空いている時期に依頼すると、値引き交渉がしやすくなることがあります。

ただし、いずれにしても足場を省くような大幅なコスト削減は、安全性や品質の低下に繋がるため避けましょう。
 

まとめ

外壁塗装における足場の設置は、安全性や施工の品質を確保するために不可欠です。

「足場費用無料」といった広告に惑わされず、しっかりとした見積もりを確認し、信頼できる業者に依頼することが大切です。

足場にかかる費用は大きな投資ですが、その結果として長持ちする高品質な外壁塗装を実現できるでしょう。
 

足場費用の目安
住宅規模足場費用の相場
30坪の2階建て15万円~20万円
40坪の2階建て20万円~25万円
50坪の3階建て25万円~30万円

 
業者選びの際には、見積書の内容を詳しく確認し、足場費用が他の項目に上乗せされていないかチェックすることが重要です。

高品質な施工を実現するためにも、足場費用は必要な投資と捉えましょう。
 

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