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外壁塗装の透湿性塗料について詳しく解説!

2024年09月18日

こんにちは!泉南市・泉佐野市、和歌山県地域の外壁塗装専門店「関西リペイント」です!

外壁塗装には防水性を確保しながら建物内部の湿気を逃がす「透湿性」が非常に重要です。

透湿性塗料は湿気を外に放出することで、塗膜の膨れや剥がれを防ぎ建物の耐久性を向上させます。

特にモルタルやサイディングといった外壁材では、透湿性塗料の選択が長寿命化に大きく寄与します。

今回は透湿性塗料の特性や具体的なメリット、そして適用する外壁材について詳しく解説していきます。
 

透湿性塗料とは?

 
透湿性塗料は、建物の内部に溜まった湿気を外へと逃がす塗料です。

通常、塗膜は外壁を雨や風から守るために防水性を持たせますが、透湿性が低いと内部に溜まった湿気が逃げ場を失い塗膜の膨れや剥がれが発生します。

透湿性塗料はその問題を解決し、建物の耐久性を向上させるのが特徴です。

これにより、塗膜の寿命が延び再塗装の周期も長くなるため、長期的に見てコストパフォーマンスが優れています。
 
外壁の通気性
 

透湿性塗料のメリットと注意点

 

メリット

塗膜の膨れ防止

透湿性塗料を使用することで塗膜内に溜まった湿気が逃げるため、膨れや剥がれを防ぐことができます。

結露やカビの発生を抑制

湿気が外へ放出されるため建物内部の結露が発生しにくくなり、結果としてカビやシックハウス症候群の予防につながります。
 

注意点

透湿性の限界

透湿性塗料であっても、湿気を完全に逃がすわけではありません。

特に極端な湿度環境では、透湿性塗料でも結露が発生する可能性があります。
 
結露した壁
 

親水性塗料との違い

 
透湿性塗料とよく混同される塗料に「親水性塗料」があります。

親水性塗料は雨水と馴染みやすい特性を持ち、外壁表面に水が広がり、汚れを洗い流すセルフクリーニング効果があります。

一方で、透湿性塗料は建物内部の湿気を外に逃がす働きを持つため、目的や効果が異なります。

どちらの塗料を選ぶかは、建物の状況や用途に応じて適切に判断する必要があります。
 
塗料
 

クリーンマイルドシリコンの透湿性について

 
透湿性塗料の中で代表的な商品として「クリーンマイルドシリコン」が挙げられます。

エスケー化研が開発したこの塗料は、透湿性と耐候性を兼ね備えた超低汚染の塗料で、特に日本の多湿な気候に適しています。
 

製品名主な特徴
クリーンマイルドシリコン一般的な硬質タイプ。耐候性が高く、汚れに強い。
弾性クリーンマイルドシリコン弾性を持ち、ひび割れに強く、外壁の動きに対応。
クリーンマイルドシリコンCR耐候性に優れ、公共建築物にも使用される高性能塗料。
クリーンマイルドシリコンST鋼構造物にも対応する、超高耐久性を持つ塗料。

 

透湿性塗料で外壁塗装を行う際のポイント

 
外壁材に応じて適切な塗料を選ぶことが重要です。

透湿性塗料は特定の外壁材に適していますが、他の材料に適していない場合もあるため、以下に主要な外壁材と透湿性塗料の適用可否をまとめます。
 

外壁材の種類透湿性塗料の適用可否
サイディング(直貼り)◎ 直貼りタイプは湿気が逃げにくいため、透湿性塗料が有効です。
サイディング(通気工法)○ 通気層がある場合でも、透湿性塗料は追加的な保護効果を発揮。
モルタル外壁◎ モルタルは湿気を吸収しやすいため、透湿性塗料が最適です。
コンクリート○ コンクリートにも適用可能ですが、透湿性よりも防水性が求められる場合もあります。

 

まとめ

 
透湿性塗料は外壁塗装において湿気を効率的に逃がし、塗膜の膨れや剥がれを防ぐために非常に有効です。

特に湿気の多い地域や、直貼りサイディング、モルタル外壁には最適な選択肢です。

また、クリーンマイルドシリコンなどの高性能塗料を選ぶことで、耐久性や防汚性も確保できるため長期的な維持管理において大きなメリットがあります。

関西リペイントのショールームでは透湿性塗料のサンプルを手に取り、実際の効果を確認いただけます。

ぜひ一度足を運び、建物に最適な塗料を見つけてみてください。
 

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