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失敗しない屋根塗装!乾燥時間の重要ポイント解説

2024年11月08日

こんにちは!泉南市、泉佐野市、和歌山エリアの外壁塗装の専門店「関西リペイント」です!

屋根塗装における乾燥時間の確保は、塗膜の品質と耐久性に直結する非常に重要な工程です。

塗装工事の見栄えや耐候性を最大限に引き出すためには、乾燥時間を十分に確保し、各工程を正確に進めることが求められます。

しかし、乾燥時間の重要性が軽視されるケースもあり、その結果として剥がれや劣化が発生しやすくなります。

本コラムでは、屋根塗装における乾燥時間の役割と、その確保がもたらすメリットについて詳しく解説していきます。
 

屋根塗装の基本工程と乾燥時間の役割

屋根塗装は「高圧洗浄」「下塗り」「中塗り」「上塗り」という4つの主要工程に分かれ、それぞれの間に適切な乾燥時間を設けます。

各工程で乾燥時間を守ることが、塗膜の耐久性を向上させ、長期的な美観を保つために欠かせません。
 

高圧洗浄後の乾燥

屋根表面には、長年の汚れやカビ、コケが付着しており、これを高圧洗浄で徹底的に除去します。

この後に十分な乾燥を行わないと、塗装後に塗膜に気泡が入り、膨れや剥がれの原因となります。

乾燥時間の目安は、屋根の素材や天候により異なりますが、通常1~3日程度の乾燥時間を設けることが推奨されます。

湿度が高い日や雨季の場合、追加で乾燥時間を確保する必要があります。
 
屋根の高圧洗浄
 

下塗り後の乾燥

下塗りは、屋根材と中塗りの密着性を高め、塗膜の持久性を向上させるための大切な工程です。

下塗りが完全に乾燥する前に中塗りを行うと、塗料が吸収されすぎてしまい、塗膜が弱くなる可能性があります。

一般的な乾燥時間は半日から1日ですが、使用する塗料や気温に応じて適宜調整が必要です。
 

中塗り後の乾燥

中塗りは、塗膜の厚みを増し、上塗りの効果を最大限に引き出す役割を果たします。

中塗りの乾燥が不十分な場合、上塗りが下層に吸収され、期待する効果が得られなくなります。

中塗り後も下塗り同様、約1日程度の乾燥が必要です。
 

上塗り後の最終乾燥

上塗りは塗装の仕上げ段階であり、美観や防水性能を最大限に引き出すための最も重要な工程です。

上塗り後は、塗膜が完全に硬化するまで1週間以上かかることもあります。

乾燥時間を省略せず、塗膜が完全に安定するまで待つことで、耐候性が向上し、仕上がりが美しくなります。
 

乾燥時間を守るメリット

乾燥時間を確保することで、塗装の密着性や耐久性が向上し、結果的に屋根塗装の品質が向上します。

乾燥時間を守ることで得られる主なメリットは次の通りです。

  • 塗膜の密着性向上:塗膜がしっかりと屋根材に密着することで、剥がれやすくなりにくくなります。
  • 塗膜の耐久性強化:乾燥が十分に行われた塗膜は、耐用年数が長く、次の塗り替えまでの期間を延ばす効果があります。
  • 見た目の美しさ:乾燥不足による気泡や膨れが防がれるため、仕上がりが滑らかで美しくなります。

 

乾燥時間を省略した場合のリスク

一方で、乾燥時間を確保せずに施工を進めてしまうと、以下のような問題が発生するリスクが高まります。
 

塗膜の剥がれや膨れ

高圧洗浄後に乾燥が不十分なまま塗装すると、塗膜に気泡が入り、膨れや剥がれが発生する原因となります。

また、塗料の層間乾燥が不完全な場合、塗料同士がうまく密着せず、数年後に剥がれや劣化が現れるケースが多いです。
 
屋根の劣化
 

耐用年数の低下

乾燥が不十分な塗膜は、完全に硬化しないため、雨水や紫外線の影響を受けやすくなります。

結果的に塗膜の劣化が早まり、短期間で塗り替えが必要になることもあります。

長期的なコストを考えると、乾燥時間を確保することは不可欠です。
 

塗装不良の早期発見が困難

乾燥時間を省略する業者の中には、人件費削減や工期短縮を優先する場合があり、不具合が発生しても保証期間外で気付くケースがあります。

信頼できる業者選びも、屋根塗装において重要なポイントです。
 

塗料の種類と乾燥時間の違い

屋根塗装に用いられる塗料は主に「水性塗料」と「油性塗料」に分かれ、それぞれ乾燥時間が異なります。

水性塗料は乾燥が早く臭いが少ない一方で、湿度の影響を受けやすい性質があります。

油性塗料は耐久性が高く、特に湿度が高い環境に強いですが、乾燥に時間がかかり、塗装中に臭いが発生しやすいという特徴があります。
 

塗料の種類乾燥時間の目安特徴
水性塗料半日~1日乾燥が早く、臭いが少ないが、湿気に弱い
油性塗料1日以上耐久性が高く、気候の影響を受けにくいが臭いが強い

 
屋根塗装
 

乾燥時間に影響する天候・季節の要素

乾燥時間は、施工する日の気温、湿度、風などの影響を大きく受けます。

  • 冬季や雨天時:気温が低い冬場や湿度が高い雨天時は乾燥時間が遅れるため、通常より長めの乾燥時間を取る必要があります。
  • 夏季や乾燥時:高温で乾燥した夏季は乾燥が早く進むため、逆に急激な乾燥によるひび割れが発生しやすくなります。

 
このように、乾燥時間はその日の気候によって大きく変わるため、施工スケジュールの調整が必要です。

天気予報に基づいて、各工程の乾燥時間を慎重に計画することが求められます。
 

信頼できる業者を選ぶポイント

屋根塗装の品質を保つためには、十分な乾燥時間を確保する業者選びが重要です。

以下のような業者を選ぶと、安心して施工を任せることができます。

  • 乾燥時間や工程について詳しい説明があるか:乾燥時間や施工手順について丁寧な説明がある業者は信頼性が高いです。
  • 適切な保証があるか:施工後の不具合に備えた保証期間が設定されているか確認しましょう。
  • 評判や実績のある業者か:口コミや施工実績をチェックし、信頼できる業者を選ぶと安心です。

 

まとめ

屋根塗装における乾燥時間は、塗膜の密着性や耐久性、仕上がりの美しさに大きく影響します。

各工程ごとに十分な乾燥時間を確保することで、長期的に耐久性を維持できる塗装が実現します。

施工の品質を高めるためにも、信頼できる業者を選び、乾燥時間の重要性を理解した上で工事を進めることが重要です。

乾燥時間を守ることで、塗装の美観と効果を最大限に引き出し、快適で美しい住環境を維持することができます。
 

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