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陸屋根とは?メリット・デメリットと失敗防止のポイント

2024年10月31日

こんにちは!泉南市、泉佐野市、和歌山エリアの外壁はおまかせ!外壁塗装専門店「関西リペイント」です!

陸屋根(りくやね)とは、ほぼ平坦な形状を持つ屋根のことで、「フラット屋根」や「平屋根」とも呼ばれます。

三角屋根(勾配屋根)とは異なり、屋根に傾斜がほとんどなく、ビルやマンションに加え、住宅でも採用されるようになっています。

近年では、モダンなデザイン性から戸建て住宅にも人気ですが、傾斜がないため水はけが悪く、適切な防水対策とメンテナンスが必須です。

ここでは、陸屋根のメリット・デメリットや、維持に必要な具体的な方法を詳しく解説します。
 

陸屋根の4つのメリット

屋上スペースを有効活用できる

陸屋根の最大の利点は、屋上を多目的に活用できる点です。

ベランダ代わりに使え、庭のスペースがない住宅でもガーデニングや家庭菜園、バーベキュー、さらにはソーラーパネルの設置場所としても利用可能です。

陸屋根は平坦なため、屋上防水工事を施すことで居住スペースの延長として使えるのが特徴です。
 

居住空間が広く感じられる

陸屋根は三角屋根と比べて天井が高く、吹き抜けを活用した空間づくりが可能です。

勾配屋根ではどうしても低くなる天井がフラットになることで圧迫感が少なく、開放的な空間を生み出します。
 

メンテナンスが容易でコスト削減

平面であることから足場を設置せずに作業ができるケースが多く、補修工事のコストも抑えやすいです。

三角屋根では高所での作業が必要となるため、足場設置などが必須ですが、陸屋根では作業者が歩行できるため、清掃や防水塗装などが効率的に行えます。
 

落雪のリスクが低い

陸屋根は雪が溜まりやすいですが、傾斜がないため一気に雪が落ちることがなく、積雪地域での事故リスクを低減できます。

積雪に耐えられる構造で設計し、雪下ろしなどの定期的な管理を行うことで、安全に使用できます。
 
陸屋根の様子
 

陸屋根のデメリットと注意点

雨漏りリスクが高い

陸屋根は傾斜がないため水はけが悪く、排水口や防水層の詰まりが雨漏りの原因となりやすいです。

定期的な防水工事やメンテナンスが必須であり、他の屋根形状と比べて防水処理の頻度が高いのが特徴です。
 

屋根裏スペースの欠如

陸屋根は屋根裏空間がないため、屋根裏エアコンや収納スペースの確保ができない点がデメリットです。

一般的な勾配屋根に比べ、断熱対策を適切に行わないと最上階の室温が影響を受けやすくなります。
 

断熱効果が低く夏は暑く、冬は寒くなりがち

屋根裏空間がないため、夏場の直射日光や冬場の寒さが屋内に直接伝わりやすいです。

断熱材の施工や遮熱塗料を使用すること、屋上緑化などで対策を行う必要があります。
 

陸屋根のメンテナンス方法|防水工事とコスト比較

陸屋根の維持には、雨漏り防止のための防水工事が必須です。

以下に、防水工事の種類と費用相場、耐用年数をまとめました。

防水工法費用相場(1㎡あたり)耐用年数特徴
ウレタン防水4000~7000円8〜12年液状で複雑な形状にも対応、乾燥時間が長い
FRP防水5000~8000円8〜12年高耐久で強度があるが施工費用が高め
シート防水3000~6000円10〜15年施工が短期間で済み、費用を抑えられる
アスファルト防水4500~9000円15〜25年耐久性が高く、マンションやビルで多用される

 

主なメンテナンス方法
  • 排水口の清掃・点検

    定期的に排水口を清掃し、ゴミや落ち葉などの詰まりを防ぎます。これにより、雨水が滞留せず排水口からスムーズに流れるようにしましょう。特に梅雨や台風シーズンの前後に行うと良いです。

  • 防水層の定期点検

    ウレタン防水やFRP防水は、5年ごとにトップコートの塗り替えを行うことで耐久性を維持できます。表面が色褪せたり、細かいひび割れが確認できる場合は、早めの塗り替えが推奨されます。

  • 外壁との接合部チェック

    陸屋根と外壁の接合部は、雨漏りが発生しやすい箇所です。定期的にシーリング材が劣化していないか確認し、必要に応じて打ち替えを行いましょう。

 
陸屋根の塗装剥がれ
 

陸屋根の防水工法別メリット・デメリット

防水工法メリットデメリット
ウレタン防水柔軟性が高く、複雑な形状に対応
継ぎ目がないため高い気密性
乾燥時間が長く工期が延びやすい
耐用年数が短く、頻繁なメンテナンスが必要
FRP防水高い耐久性と耐水性、塗り替え不要
強度があり、歩行可能な屋根に最適
他の工法に比べ費用が高い
ひび割れが発生しやすく定期チェックが必要
シート防水施工時間が短く、費用が抑えられる
敷くだけで作業が簡単
接合部から雨水侵入のリスク
強風に弱いため固定方法が重要
アスファルト防水極めて高い耐久性で長期間使用可能
マンションやビルの大型建築に適している
重量があり建物に負荷がかかる
大規模な工事が必要で費用が高い

 

陸屋根で後悔しないための対策とポイント

収納スペースを工夫

陸屋根は屋根裏スペースがないため、住宅設計段階で収納計画を立てておくことが重要です。

例えばロフトやクローゼットを活用することで、収納スペースを確保できます。
 

断熱・遮熱対策を行う

陸屋根の断熱効果を高めるため、断熱材や遮熱塗料の使用が推奨されます。

断熱材にはウレタンフォームやグラスウールなどを使用し、断熱性を高めることで、夏の暑さや冬の寒さを防げます。

また、屋上緑化や太陽光発電システムを導入し、屋上に直射日光が当たらないようにすることも効果的です。
 

信頼できる業者選び

陸屋根の施工は防水対策が非常に重要なため、実績豊富な業者を選ぶことがポイントです。

特に木造住宅では、防水性や耐久性が求められるため、信頼性のある業者に依頼し、施工品質を確保することが大切です。
 

まとめ|陸屋根の適切な維持と防水対策で快適な住まいづくりを

陸屋根はそのデザイン性と利便性から人気が高まっている一方、雨水の排水や断熱対策、メンテナンスなど注意が必要です。

防水工法の特徴を理解し、定期的なメンテナンスを行うことで、雨漏りや劣化のリスクを最小限に抑え、長期的に快適に使用できる住まいを保ちましょう。

泉南市・泉佐野市・和歌山地域で外壁塗装を検討されている方は、ぜひ関西リペイントにご相談ください。

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